いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は人間の体内で起こっているメカニズムを紐解いていこうと思います。
例えば、肩こり・腰痛・頭痛などの症状に付いてくる痛みは、実は精神面が非常に大きく関わっています。
ネガティブな気分の時は痛みが増し、
楽しい気分の時は痛みが軽減します。
痛みを抑制する物質には、
『βエンドルフィン』『ノルアドレナリン』『セロトニン』
という脳内ホルモンがあります。
◉『βエンドルフィン』はモルヒネの約6倍の痛覚抑制の効果がるとされ、ランナーズハイの状態や、多幸感・陶酔感を感じる時、死ぬ間際にも分泌されているそうです。
◉『ノルアドレナリン』は緊急事態の時に分泌されるもので、例えば火事で逃げなければいけない時に、ガラスで足を切ったとしても走れます。緊急時に少々痛いくらいで動けなくなっていたら死んでしまうからです。大怪我したけど落ち着いたら痛みが出てきたという経験は少なからずみんなしたことがあるのではないでしょうか。
そして今回の主役…『セロトニン』です。
◉セロトニンの主な役割は
①痛覚抑制
②抗ストレス
③精神安定
④行動意欲のブレーキ
が挙げられとても役割の多いホルモンです。
ゆえにたくさんの量が必要とされます。
セロトニン不足になると
①不眠
②便秘
③イライラ
④引きこもり
⑤食欲・タバコ・お酒が止められない
⑥動作が遅い
⑦仕事でミスをしやすくなる
もちろん肩こり・腰痛などの痛みの抑制もできなくなります。
では、どんな人がセロトニン不足に陥りやすいのでしょうか?
①運動不足
②寝不足
③不規則な生活
④パソコン・スマホ画面を見過ぎ
⑤アルコール・タバコ・偏食過多
⑥カフェインの過剰摂取(材料のビタミンB6を排出させてしまうため)
という人が陥りやすいです。
看護師など夜のお仕事をされている人などは、セロトニンが不足する条件が揃っているといえます。
セロトニン不足のせいで行動意欲のブレーキが効かないのかもしれませんね。
それでは、どうすればセロトニンを増やせるのでしょうか?
①一定のリズムを刻む運動を意識する。
(歩く・泳ぐ・噛む・呼吸)
(歩く・泳ぐ・噛む・呼吸)
②感情を解放する。
(笑う・歌う・泣く・踊る)
(笑う・歌う・泣く・踊る)
③首のストレッチ
④セロトニンの材料を食べる。
(トリプトファン:赤身の魚、乳製品、バナナ、ナッツ類、大豆、魚卵、そば)
(ビタミンB6:肉類、豚には多い。レバー、魚類、ピスタチオ、ナッツ類)
⑤良質なマッサージを受ける。
カラオケは①や②にも該当するので、セロトニンを増やすにはいい方法ですね。
また、口角を上げることは表情筋や首のストレッチにもなるので、笑うことは重要です。最近笑っていない人は無理やりにでも笑ってみましょう。
でも材料が無ければ作られませんので④の食事も意識しましょう。
※ちなみに腸でもセロトニンが作られますが、脳で作られるものとは別です。
そして、僕が一番伝えたいのは⑤です。
良質なマッサージはセロトニンを作り出すと研究されています。
鎮痛物質が体の中で作り出されない時や、作り出されても体が歪んでそこまで届かない場合は痛みが減りにくいです。
僕が学んでいる整体はマッサージではありませんが、それらの痛覚抑制ホルモンが身体中に届くように構造の歪みを整えることが目的です。
そして、どのようにすればセロトニンを増やせるかを学んでいます。
セロトニン不足の方・もっと増やしたいと思う方は、ぜひご予約ください。
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